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ネタものは買わない 古典が解説されている本や映像を最優先に買おう

手品を総合芸術もしくは芸能として捉えた場合、奇妙なのがネタものの存在です。

ネタものとは商品化されて販売されているものです。
細かい話ですが、ネタものには一般向けとマニア向けがあります。

一般向けは「おもちゃ」として量販店で販売されています。説明書と道具がセットで販売されています。価格は1,000円〜2,000円くらいが多いです。体から密かに取り出したり、技法が必要なものは基本的にありません。

マニア向けはマジック専門店で販売されています。価格は3,000円〜5,000円前後が多く。1万円を超えるものもあります。技法が必要なものもあります。道具がないものもあり、演技・解説映像のみの販売という形態もあります。

手品の入口でネタものを買ってしまう人は多いと思います。筆者もそうでした。当時、大きな本屋に行っても現在のように本格的な専門書は入手できない時代でした。手に入りやすいネタものの購入に行ってしまいました。

結論から書くとネタものの購入は、お金の無駄使いです。

ほとんどの人にとって使えるお金は限られています。
なるべく早くネタものから卒業しましょう

最初に投資すべきなのは基本道具と古典マジックが解説されている本・映像です。

本や映像はロングセラーのものを選べば失敗は少ないでしょう。

例えば、トランプマジックであれば、本は『カードマジック入門事典』(東京堂出版)・『図解 カードマジック大事典』(東京堂出版)、映像ですとマイケル・アマーの『Easy To Master Card Miracles』シリーズ(L&L Publishing 1巻から9巻、7巻までは日本字幕版もあり)、デビット・ロス『Expert Coin Magic…Made Easy』シリーズ(日本語字幕版あり)は古典の名作を学べます。

基本道具は、クロースアップマジックであれば、トランプ、マット、コイン(1964年製のケネディ・ハーフダラーのような銀の含有率が高いものを揃えます)、ステージマジックであればリング、四つ玉、シンブル、ファンカード、マジックテーブルでしょう。

とにかく古典マジックを最優先に投資してください。

古典にどこまで迫れるかという問題があるのです。古典の習得は簡単ではないからです。

過去に偉大な手品や演技が存在しています。
YouTubeで過去のマジシャンの演技(例えば、リチャードロスのリングなど)を見ると、過去にレベルの高い演技が存在していることがわかります。

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